dahlia h.kaori カラフルなヨノナカ

メニューバーダリヤ

日本には凄いところが沢山ある。

時間通りにバスや電車はやって来て、
どこに行っても顧客対応は概ね丁寧、が基本。

宅急便や郵便物、
何かの修理やサービスを頼んだら、
ほぼ時間通りの日時に来てくれるし、

誰かに指示されなくても
順番待ちで列にちゃんと並ぶ。

カフェで物を席に置いたままトイレに行っても
誰もそれを盗んだりしない。

納期や約束事はきっちり守るし、
信頼で仕事が成り立つ。

こんな国、そうそうない。

一年中、世界をめぐる、
とある旅行添乗員さん曰く、

日本のパスポートは
どこの空港においても、
『世界一の信用』があるらしい。

スルーに近い形で審査を通してもらえるのも、
『悪さをしない国民』という認識を
世界各国で築いてきた証なんでしょうね。

その一方、
良い部分もあれば、
そうじゃない部分もあるのが、
この世の常、またはバランスなのか、

モンスター級の不条理を押し付ける客や親、
一方的にしか知らない相手のSNSに誹謗中傷を書き込んで憂さを晴らしたり、
ある日突然、一般人がテロのような凶行に及んで
無差別に多くの人を殺めてしまう。

何か問題が起これば、
まるでみんなが裁判官のように、
とことん誰かを追い込んでしまう。

日本人の多くは真っ当なんだと思うけど、
どうしてこんなことになっちゃったんだろう？
と理解に苦しむようなことが、あちこちで起きてたりする。

真面目で勤勉、優しい人が本当に多くて、
きっちりしてるなぁと
自国ながらに感心してしまうのだけど、

その”きっちり”が行き過ぎて
生きづらさや窮屈さ、
過剰なストレスを生んでしまった部分があるのかなぁ。

白か黒、０か１００！じゃなくて、
グレーや黄色、ピンクがあっていいよね。

いろんな色があるからこそ、皆が引き立つ。
そんなカラフルな世の中に、
日本人の良さが加われば最高だと思うのだけど。

もしかしたら、日本国民みんな総出で
いろんな国に視察旅行に出かけた方が良いんじゃなかろうか。

良くも悪くも、
「こういう生き方、考え方、やり方も有りなワケ？」
みたいなカルチャーショックで人生観変わることもあるし。

海外が遠ければ、自分が普段暮らしてるのとは
別のコミュニティや世界に足を踏み入れてもいるとか、
窮屈な居場所から、ちょこっと出てみるのも良いんじゃないかしら。

こういう世界もあるんだなぁと新たに知ることで
生きる希望を見つけたり、
許せなかった部分を許せるような自分が出てくるかも知れない。

なんだかモヤっとするなぁ。
梅雨空のせいかしら。

カラフルな雨が降ったら面白いかもなぁ
なんて思ってみたり。